荒川弘「銀の匙」を読んでみた

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息子に「これ面白いよ」と言われ「銀の匙」1から5巻を読んでみた
息子曰く、この本読んで農学部の受験者が増えたそうだ
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確かにこの漫画に中高校生の頃出会ったら農業やってみようとか酪農しようなんて子がたくさん出てくるかもね
ただ環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)とかで

環太平洋戦略的経済連携協定は、シンガポール、ブルネイ、チリ、ニュージーランドの4か国の経済連携協定として始まり、2006年5月に発効となった。
2006年1月1日に加盟国間のすべての関税の90%を撤廃し、2015年までに全ての貿易の関税を削減しゼロにすることが約束されており、産品の貿易、原産地規則、貿易救済措置、衛生植物検疫措置、貿易の技術的障害、サービス貿易、知的財産、政府調達(国や自治体による公共事業や物品・サービスの購入など)、競争政策を含む、自由貿易協定のすべての主要な項目をカバーする包括的な協定となっている。目的の一つは、「小国同士の戦略的提携によってマーケットにおけるプレゼンスを上げること」である

農産品も安く輸入できるようになったりするので先行きは正直わからない。
うまいもの作っていれば大丈夫とはいえないだろう。
どこの国だってうまくて更に価格も安いものを目指すのは当たり前だから
本書でも2巻で稲田多摩子が

「農業は慈善事業じゃないのよ?
効率よく大量に生産することによって収入の安定を得る。
(中略)
儲からない、キツいなんて前時代の農業では今の世の中闘っていけないわよ」

と語ってる

 銀の匙の中の名言

「君の人生は教科書に全部書いてあんのかい?」
御影アキのおじいちゃん

こういう言葉学生の時言われたら、返事に詰まるよね
もう一つおじいちゃんから

(中略)
「おいしく育てよ」って注ぐ愛情だもの!
ペットは「かわいいかわいい」って注ぐ愛情
(中略)
立場それぞれ人それぞれ。
愛情には色々な形があるのだよ

校長先生が主人公の八軒に

逃げ道の無い経済動物と君たちは違うんですから生きるための逃げは有りです

逃げたことを卑下しないでそれをプラスに変えてこそ逃げた甲斐があるというものです

一番印象に残った場面

私が一番印象に残ったのは鹿の解体をする場面だ
読んでいてつくづく思ったのは人間を含めた生き物は殺生しないで生きていくことは出来ない
その中でも人間って特別だなあと。
熊(ヒグマ)だったらサケばっか食べてる(他のも食べるだろうが)
熊が今日は趣向を変えて鳥でも食べようかなんていわない
自分の生活ゾーンからはみ出ない
人間様だけだよね。
珍味や高値で売れる食材求めて命をかけて探しに行ったりするのは
動物がまいどまいど飽きもせず同じもの食べてるのに
解体の場面で思い出したのが鯨の解体だ
千葉県の和田は捕鯨基地としても有名なところだ
2004年にそこで鯨の解体するところを見学した(子ども達も一緒に)
まだ二人とも小学生だった
強烈な体験だったと思う
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写真は上の状態から肉になるまで撮ったのだがここではこの1枚だけにします
非常に厳かな雰囲気の中で解体は行われました
初めに一礼してから解体が始まり作業している方達の私語もなくとても静かに進んでいった記憶があります
人間はその他の尊い生き物の命を頂いて生きているということを感じさせてくれる場面でした

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