スポンサーリンク 久保田万太郎 こでまり抄 本 2011.02.072022.11.20 スポンサーリンク 久保田万太郎の句集を読んだ。 万太郎の俳句はここ10年ぐらい時々目にしていたのであるが まとまったものを読むのは初めてだ。 秋風や水に落ちたる空のいろ 夏の夜や水からくりのいつとまり 波を追ふ波いそがしき二月かな 月の雨ふるだけふると降りにけり 残菊のいのちのうきめつらきかな 菜の花の黄をまじへけり雛あられ ゆく年やしきりに岸へいどむ波 小でまりの花に風いで来たりけり